ここではリモートレプリケーションを使用する上で必要となる操作について説明します。ここでは以下のトピックを含みます:
リモートレプリケーションには、Simple DR/TrueCopy remote replication/TrueCopy Extended Distanceがあり、二つのディスクサブシステム内にあるロジカルユニットのデータの同期を行う機能です。TrueCopy remote replicationでは、同期式リモートコピー機能によって、二つのアレイ内に同期データをもつことができます。Simple DR/TrueCopy Extended Distanceでは、非同期式リモートコピー機能によって、二つのアレイ内で定期的に同期がとられています。
ここでは、データコピーの元となるボリュームを正ボリューム、正ボリュームのコピーを副ボリュームと呼び、これらをペアとして扱います。例えば、ペアを生成することで、ボリュームを複製することができます。
Simple DR/TrueCopy remote replication/TrueCopy Extended Distanceはオプション機能であり、使用するためにはライセンスのインストールが必要です。
注:
アレイ装置の機種の違いにより使用できるオプション機能が異なります。
リモートレプリケーションを使うためには、準備が必要です。アレイ装置間でデータコピーを行うため、リモートパスの設定やDMLU(Differential Management LU)を設定する必要があります。また、リモートレプリケーションを行うためには、ペアの生成を行う必要があります。さらに、Simple DR/TrueCopy Extended Distanceにおいてはデータプール用ロジカルユニットの作成やデータプールの作成が必要になります。
リモートレプリケーション画面でペアの管理を行います。
リモートレプリケーション画面にはペアの一覧が表示されます。それぞれのペアについて以下の情報が表示されています。最新の情報を表示するためには情報更新ボタンをクリックします。
|
項目 |
説明 |
|
ペア名 |
それぞれのペアに付けられた名前を表示します。 |
|
ローカルLUN |
正ボリューム、副ボリュームのLUNを表示します。 |
|
属性 |
正ボリュームか副ボリュームかを表示します。 |
|
リモートアレイID |
リモート先(接続先)のアレイのIDを表示します。 |
|
リモートLUN |
リモート先(接続先)のアレイのLUNを表示します。 |
|
ペア状態 |
ペアの状態を表示します。括弧内の数値は正副ボリュームの一致率を表します。それぞれの状態の意味は以下のとおりです。 Simplex:ペアを組んでいない状態です。 Synchronizing: ペア再同期を行なうために正ボリュームから副ボリュームへのデータコピーを行なっています。 Paired: 正ボリュームへの変更が自動的に副ボリュームにも反映されており、正副ボリュームのデータは常に一致しています。 Split: 副ボリュームは正ボリュームのある時点でのバックアップになっています。 Pool Full:正ボリュームで使用するデータプールの残容量または副ボリュームで使用するデータプールの残容量が枯渇したことを示します。 Takeover:スワップペアを実行したときの過渡状態です。 Failure: 障害が発生しました。以下の場合を除いてアレイ装置の保守作業が必要になります。 |
|
コピー種別 |
Simple DR, TrueCopy remote replication, またはTrueCopy Extended Distanceを表示します。 |
|
グループ番号 |
ペアの属するグループの番号を表示します。 |
|
グループ名 |
ペアの属するグループにつけられた名前を表示します。 ペアが、どのグループにも属さない場合はUngrouped と表示します。 |
詳細な情報を表示するためには、それぞれのペア名をクリックします。以下の情報が追加されて表示されます。ペア名が定義されていない場合、ペア名を定義すると詳細情報を表示できるようになります。詳細はペア情報の編集のヘルプを参照してください。
|
項目 |
説明 |
|
容量 |
正ボリュームの容量を表示します。 |
|
ローカルアレイプール番号 |
ローカルのアレイのプール番号と、容量、使用率を表示します。 |
|
一致率 |
一致率を表示します。一致率がない場合はN/Aと表示します。 |
|
差分量 |
差分量を表示します。差分量がない場合は0.0MBと表示します。 |
|
コピー速度 |
ペア再同期またはリストアを行なう際のコピーの速さを表示します。 |
|
フェンスレベル |
フェンスレベルを表示します。 |
まず初めに、ペア生成によって二つのボリュームを関連付ける必要があります。オリジナルデータを持つボリュームを正ボリュームに、別のボリュームを副ボリュームに指定し、管理単位であるペアを生成することができます。
ペアを生成するための手順は以下のとおりです。
リモートレプリケーション画面においてペア生成ボタンをクリックします。
コピー種別の欄が正しい事を確認します。
ペア名の欄において、必要に応じて文字列を入力します。
正ボリュームを選択し、副ボリュームを入力します。正副ボリュームのサイズは等しい必要があります。
ローカルアレイプール番号をプルダウンリストから選択し、リモートアレイプール番号を入力します。
詳細設定をしない場合は手順9にスキップしてください。詳細設定を行なう場合は、詳細設定タブをクリックします。
必要に応じてコピー速度をドロップダウンリストから選択します。
正ボリュームから副ボリュームへ初期コピーを行う場合は、チェックボックスをオンにします。
ここまでの設定を実行するためにOKボタンをクリックします。ここまでの操作を取り消し、もとの画面に戻る場合はキャンセルボタンをクリックします。
表示された確認のためのメッセージを読み、内容に同意する場合はチェックボックスをオンにして、確認ボタンをクリックしてください。ここまでの操作を取り消し、もとの画面に戻る場合はキャンセルボタンをクリックします。
ペアが作成されると、メッセージボックスが表示されるので、閉じるボタンをクリックします。操作が終了し、リモートレプリケーション画面に戻ると新しいペアが表示されていることが分かります。
ペアを削除するための手順は以下のとおりです。
ペアの一覧において、削除するペアの左側のチェックボックスをオンにし、ペア削除ボタンをクリックします。
表示された確認のためのメッセージを読み、内容に同意する場合はチェックボックスをオンにして、確認ボタンをクリックしてください。ここまでの操作を取り消し、もとの画面に戻る場合はキャンセルボタンをクリックします。
ペアが削除されると、メッセージボックスが表示されるので、閉じるボタンをクリックします。操作が終了し、リモートレプリケーション画面に戻ると選択したペアが削除されたことが分かります。
ペアを分割するための手順は以下のとおりです。
ペアの一覧において、分割するペアの左側のチェックボックスをオンにし、ペア分割ボタンをクリックします。
必要に応じて、オプションをプルダウンリストから選択します。
ここまでの設定を実行するためにOKボタンをクリックします。ここまでの操作を取り消し、もとの画面に戻る場合はキャンセルボタンをクリックします。
ペアが分割されると、メッセージボックスが表示されるので、閉じるボタンをクリックします。操作が終了し、リモートレプリケーション画面に戻ると、ペアの一覧にてペア状態がSplitに変化したことが分かります。
ペアを再同期するための手順は以下のとおりです。
ペアの一覧において、再同期するペアの左側のチェックボックスをオンにし、ペア再同期ボタンをクリックします。
表示された確認のためのメッセージを読み、内容に同意する場合はチェックボックスをオンにして、確認ボタンをクリックしてください。ここまでの操作を取り消し、もとの画面に戻る場合はキャンセルボタンをクリックします
ペアの再同期が開始されると、メッセージボックスが表示されるので、閉じるボタンをクリックします。操作が終了し、リモートレプリケーション画面に戻ると、ペアの一覧にてペア状態がPairedまたはSynchronizingに変化したことが分かります。
ペアをスワップするための手順は以下のとおりです。
ペアの一覧において、スワップするペアの左側のチェックボックスをオンにし、ペアスワップボタンをクリックします。
表示された確認のためのメッセージを読み、内容に同意する場合はチェックボックスをオンにして、確認ボタンをクリックしてください。ここまでの操作を取り消し、もとの画面に戻る場合はキャンセルボタンをクリックします。
ペアスワップが開始されるとメッセージボックスが表示されるので、閉じるボタンをクリックします。操作が終了し、リモートレプリケーション画面に戻ると、ペアの一覧にてペア状態が変化したことが分かります。
ペア名とグループ名、コピー速度は変更することができます。これらの情報を変更するための手順は以下のとおりです。
ペアの一覧において、ペア状態を変更するペアの左側のチェックボックスをオンにし、ペア編集ボタンをクリックします。
必要に応じて、ペア名およびグループ名の欄において、文字列を入力します。
必要に応じて、ドロップダウンリストからコピー速度を選択します。
ここまでの設定を実行するためにOKボタンをクリックします。ここまでの操作を取り消し、もとの画面に戻る場合はキャンセルボタンをクリックします。
ペア情報が編集されると、メッセージボックスが表示されるので、閉じるボタンをクリックします。操作が終了し、リモートレプリケーション画面に戻ると、ペアの一覧にてペア情報が変更されているのが分かります。
See Also
このヘルプに含まれる以下のトピックは、このページの理解に必須ではありませんが、このページの情報を理解する助けになり、関連する情報を提供します。